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既存市場の奪い合いではなく新たな市場の創出をーファインディに参画して1年半の執行役員が語る現在地と描く未来

リクルート社やSansan社といった大手IT企業を経て、2023年にファインディに参画した西澤さんは現在、執行役員としてエンジニア組織の開発生産性可視化・向上SaaS 「Findy Team+(ファインディ チームプラス)」事業の管掌をはじめ、全社的な経営支援にも関わっています。

入社から1年半が経過し、ファインディの現在地とこれからの展望について西澤さんはどのように感じているのでしょうか。新たな市場を切り開く挑戦や、組織成長におけるリーダーシップの重要性について、具体的な取り組みと共に語っていただきました。

プロフィール : 西澤 恭介

大学卒業後2社の経験を経て、2005年リクルートキャリア社(現リクルート社)に入社。2011年にグローバル事業の立ち上げのためホールディングスに出向。インドネシア法人の立ち上げ、シンガポールヘッドの後、中国・インドネシア企業の買収後のPMIで社長を務める。2018年7月にSansan社にジョインし執行役員として事業企画、CS、ISなど複数部署を兼任。2023年7月にファインディ入社。


入社から1年半。急成長の中で見えた可能性と課題


2023年7月にファインディにジョインした西澤さん。現在、執行役員として多岐に渡る役割を担っています。

メインのミッションはエンジニア組織の開発生産性可視化・向上SaaS 「Findy Team+」事業の管掌です。国内での事業成長に加えて、直近では韓国や台湾など海外への事業展開を推進する役割も担っています。

また執行役員として、会社全体の経営支援や各事業の成長を促進する役割もあり、全社の成長に貢献できるよう努めています。

入社から1年半。実際に働いてみても、外から抱いていた印象は変わらなかったと語る西澤さん。

以前からファインディは真面目で誠実な方が多いという印象を持っていましたが、実際に働いてみて、エンジニアと真摯に向き合って仕事をしている方が多く、バリューで掲げている「誠実」がしっかりと浸透していると実感しました。

ファインディは経営理念に「つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる。」を掲げています。そのため、多くの人材系の会社が法人を起点にサービスを展開する中、ファインディはエンジニアであるユーザーが実現したいことを起点にサービスを提供しているという大きな違いがあります。この姿勢がエンジニアに寄り添う独自性のあるサービスを生み出していると感じます。

一方で組織としての課題や成長の余地も見えてきたといいます。

ファインディはスタートアップであるため、ある意味では当然ですが、良くも悪くもカオスな部分があります。すべてが完璧に整っているわけではなく、まだまだ仕組みやルールを自分たちで考え、構築していく段階にあります。

また、急成長に伴うマネジメントの課題もあります。私が入社した時点では組織は130人規模でしたが、現在では280人以上に拡大しており、この短期間で社員数が倍増した結果、1年以内に入社した社員が半数以上を占めています。急速な成長に伴い、組織を牽引する人材が不足しており、リーダーシップの強化が今後の重要な課題となっています。

部署横断のメンタリングを通じてリーダー層の育成に取り組んでいます。

直近で役員陣が自分の担当する部門以外のメンバーに対して、斜めのメンターとしてサポートを行う取り組みを始めています。全社で約15人の対象者を選定し、役員がそれぞれマッチングを行い、課題に対するアドバイスを提供できるようにしています。私自身は4人のメンバーを担当しており、隔週で30分のミーティングを設定し、課題の共有と具体的なアドバイスを行っています。

直属の上長とのやり取りでは、現在の業務に焦点が当たりがちですが、斜めのメンタリングを通じて広い視野で長期的なスキルや求められることを考えることができます。日々の業務に追われがちな中で、斜めからのアドバイスはリーダーシップの育成でも有効だと考えています。

このような取り組みが組織全体に浸透していくことを期待しています。

現段階では一定の手応えを感じており、今後改善がどのように進展するかを見守る必要がありますが、少なくとも最初の一歩を踏み出せたと感じています。
今後は、他の部署でもフィードバックの機会が増えることを期待しています。そして、アドバイスを受けた人たちが、自分のメンバーにも長期的な視点でアドバイスできるようになれば、組織全体が成長すると思います。

新たな市場を切り開く。イノベーションへの飽くなき挑戦。


リクルート社やSansan社などIT業界で豊富な経験を持つ西澤さんですが、これらの企業には共通する点があるといいます。

3社に共通しているのは、世の中を変えていくというミッションが明確にあることだと思います。それぞれの言葉や事業内容は違いますが、本気で社会課題を解決していくという姿勢は共通していて、だからこそ自分は引かれたんです。

ファインディならではの魅力や強みについては次のように語ります。

一番大きな魅力は、事業のユニークさです。
エンジニア領域にここまで集中して事業を展開している会社は多くありません。メインのエンジニア採用領域のサービスに加えて、エンジニア組織の開発生産性可視化・向上SaaS 「Findy Team+」や開発ツールのレビューサイト「Findy Tools(ファインディ ツールズ)」など次々と新しいサービスを生み出しており、エンジニアと企業をつなぐプラットフォームの進化が期待できます。

自身が管掌役員として関わるFindy Team+の可能性についても語っていただきました。

Findy Team+はまだ世の中にない価値を生み出そうとしています。世の中の多くのサービスが既存の市場シェアを奪い合う競争を繰り広げている中で、Findy Team+はその戦いの中にはおらず「開発生産性」という新たな市場を創出しようとしています。

この「開発生産性」という概念は、現時点ではまだ広く認知されていないため、少しずつその考え方を浸透させ、自分たちの提供する価値をどう伝えていくかが重要な課題です。簡単ではありませんが、その過程には大きなやりがいと挑戦があります。

ファインディは次のイノベーション創出への挑戦をしている会社

先日「チームに開発革命を」という新たなプロダクトビジョンを発表しました。このビジョンには、ウォーターフォールやアジャイルといった開発手法が海外から生まれたように、ものづくり大国である日本からも新しい開発アプローチが生まれて、発信されるべきだという思いも込められています。
そういった意味で、ファインディは次のイノベーション創出への挑戦をしている会社であると言えると思います。

自ら仕組みを考え、意思決定するプロセスで人は成長する


挑戦を続けるファインディで輝ける人物像についても語っていただきました。

ファインディでは自主性と当事者意識を持った人が活躍できると思います。自分が会社のオーナーだったら何をするかを考えられる人、言われた通りにやるのではなく、自分の考えを持って行動する人が求められます。
具体的には「どうしたらいいですか」と聞くのではなく、「こうした方がいいと思うんだけどどうでしょうか」と自分の考えを持って相談できる人が理想です。明確な答えがない中で、考えながら前に進む姿勢が重要だと実感しています。

環境面では未整備な部分がある一方で、そうした環境だからこそ自身の能力を高められる、と考えています。

安定して物事が整っている環境だと、人は考えなくなったり受け身になりがちです。しかし、未整備な環境では用意されたものがないため、自分で考え、行動に移す必要があります。必要な仕組みやルールを自分たちで考え、決めていくこと自体が非常に重要な経験であり、成長には必ずそのプロセスが伴います。

このような環境で仕事をしていく中で、将来的に事業責任者や海外展開といった抽象度の高い仕事に取り組む際の対応力が高くなっていると思います。

最後に、候補者へのメッセージを伝えてもらいました。

前述の通り、99%以上の企業が既存の市場で競争している中で、ファインディは新たな市場を創造する挑戦をして、さらに海外市場にも展開しようとしています。こういった環境で経験を積むチャンスは、世の中にあまりないと思います。
本当に面白いフェーズだと思うので、このような成長の機会に興味がある方は、ぜひ一度お話ししましょう!

さいごに

ファインディでは全職種でカジュアル面談を実施しています!
少しでも興味をもっていただいたら、カジュアル面談ページよりお申し込みをお願いします。もちろんすぐの転職を検討していなくても構いません。

みなさんとお話できることを楽しみにしています!


※本記事は2024年12月公開時の内容です
(取材,ライティング:Tomoaki Ogawa)