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【Findy Team+】全てのエンジニアがプロダクトに集中できる世界へ。ーFindy Engineer Interview

ファインディは「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに、エンジニアと組織のマッチングやエンジニア組織支援SaaSの開発などエンジニアの成長を支援するプロダクトを複数展開しています。

今回は、Findy Team+のフロントエンドとして入社し、リードエンジニアを務める熊野修太(@shoota)さんにエンジニアとしてのキャリアのはじまりから、ファインディの魅力や、現在取り組んでいることまで様々な角度から話を聞きました。

プロフィール

株式会社ニコンシステムでカメラ事業のエンドユーザー向けのWebサービス開発やR&D部門での研究開発を担当、その後、地元の青森に戻り、Web系受託企業でIoTのWebシステムの開発を担当する。その後、株式会社グロービスに入社。EM兼フロントエンドのリードエンジニアとしてLMS(Learning Management System)開発の立ち上げからサービスのグロースまで携わる。
2023年1月にFindyに入社。現在は Findy Team+ 開発のフロントエンド リードとしてTeam+イネーブルメントチームに所属。2023年度下期、全社MVPを受賞。青森からフルリモート。

ーー今日はよろしくお願いします!熊野さんはエンジニアとして長いキャリアを築かれている印象ですが、エンジニアリングとの出会いはいつだったのですか?

熊野:
こちらこそ、よろしくお願いします。学生時代からエンジニアを目指していたわけではなく、エンジニアリングとの出会いは就職時で、1社目の研修で初めてエンジニアリングに触れました。

実は僕、生物工学で修士を持っていて、大学院研究に没頭していました。
生物工学を愛していましたし、それこそ不眠症になるくらい研究に明け暮れたんですが、生物工学は他の学問と違って『発明』ではなく『発見』の学問なので頑張っただけ成果が返ってくるというものではなくて。ずっと僕の片思いでしたね(笑)。

時間を投資して、わからないということがわかった、の繰り返しから成果を出す学問なんですよ。それはそれで面白くて好きだったのですが、どこかで『頑張った分だけ結果が返ってくるものが良い』という気持ちもありました。そこで『ゼロかイチしかない世界』に惹かれ、修了後はエンジニアとしての道を歩もうと考えていました。

それで実際、就職活動の時に適性試験を受けたらすごく結果が良く、自分に向いていると思えたのでエンジニアとしてチャレンジしていこうという気持ちが固まりました。

ーーゼロかイチで答えがある、というところに惹かれたんですね。エンジニアリングに初めて触れた1社目の研修のエピソードをぜひ聞かせてください

熊野:
新卒では適性検査で良い結果が出たというのもあって、ニコンシステムに入社しました。ニコンシステムは入社して六ヶ月も新人研修をしてくれるという稀有な会社でして、そこで六ヶ月間ゼロからプログラミングを叩き込んでもらいました。大学に行く前からパソコンをカスタマイズしたりと元々コンピューターをいじることが好きだったので、未経験を六ヶ月で一人前にするプログラム内容についていくのはハードでしたが楽しかったです。

楽しいだけでなく苦い思い出もあって、研修ではC言語を使っていたのですが、その中で中間発表会があったんですよ。その時、本番でエラーを起こして何も発表できなかったことがあって…その時期、入社して結婚して子どもができて、と人生のイベントを詰め込んだ時期だったのでああ、俺終わったって思ったことがすごく記憶に残っています。そんな事もあってC言語には苦い思い出がありますね。

それまで、結構順調にいっていたので発表会で何もできなかったのが結構ショックが大きくて失敗を反動にそこから死ぬほど勉強しました。朝早く起きて、家事を済ませて缶コーヒーを飲んで研修受けて帰って深夜まで勉強して…その甲斐もあってか、後半の研修のチーム戦ではトップの成績をおさめることができました。

ーー失敗からの成功、とっても素敵ですね。熊野さんの粘り強さの根源は学生時代だけでなく、社会人になってからも発揮されていたのですね。ここからは研修を終えて、エンジニアとしてのキャリアの変遷を伺わせてください。

熊野:
研修が終わってから、ニコンシステムでは、エンドユーザー向けのWebサービス開発全般を担当しました。会員用のサイトやECなど製品サイト以外のほぼすべてのWebサービスですね。そこからR&D部門にも出向させていただいて、高負荷耐久性のシステム基盤検証をリードしてました。

ニコンシステムもいろいろなことができてとても楽しかったんですが、地元の青森に帰りたいっていう思いもあって…そこから地元の受託企業やフルリモートで就業できる自社開発の企業に入社しました。当時、僕はバックエンドメインのキャリアを歩んできていたのですが、サーバーサイドJSも書いていたので、ではフロントも対応できるのでは?ということでいつの間にかフロントエンドエンジニアに転身していました。

そこから、0→1のシステム開発という新たなチャレンジをするために前職のグロービスに入社しました。0からサービスを立ち上げる経験は大変なことも多かったですが、役割が次々に変わっていったり増えていったり、最初からずっとサービスの変遷を見れるということもあり刺激的なことも多く、とても楽しかったです。

ーー前職でも眼の前に熱中しながら作ってらっしゃったんですね。そんな熊野さんはどんなきっかけでファインディに興味を持たれたのですか?

熊野:
きっかけは、前職でマネージャーとしての経験で感じた苦労ですね。初めて前職でEMを務めさせてもらった時、とにかく手探り状態で、何をどうすれば良いかが分からなくて。会議は予定通りに終わらないし、結論にたどり着けないことも多くて。自分の中では毎日が「これで良いのかな…?」の連続でした。メンバーにもいいフィードバックができていた自信が当時はなかったのでずっと模索状態でしたね。

そんな時に見つけたのがたまたま会社が契約していたFindy Team+で、大げさかもしれませんが救ってもらったという感覚を受けました。

定量的にチームのメンバーのアウトプット量やチームのコンディションをシンプルに可視化できるんです。可視化することで数字をベースにお互いフラットな意見交換ができる。これはいい、と思ってそんなサービスを作っている会社というところで興味を持ち始めました。

ーー仕事がきっかけでファインディに出会われたんですね!そんな熊野さんがファインディに入社しようと思った決め手はどんなところでしたか?

熊野:
そろそろ次の道を考えようかなと少し思っていた時期にちょうど新福さんから連絡をもらったのがきっかけです。え、作る方できるの!?ってテンション上がりました。気づいたら面談に進んでいて、入社を決めていましたね。決断早いんですよ、僕(笑)。

新福さんと話した時に、正しくものを作ろうとしているという感覚を持ったのが大きいですね。フロントエンドの体験であったり、どこを大事にしているかなどを話した時に素直に考え方がすごく良いな、って思いました。

あとはエンジニア向けのサービスは作ったことがなくて、少し憧れがあったんですよね。自分のいる業界を良くするサービスを作れるって使命感を持てて楽しいじゃないですか。そこも一つの決め手でしたね。

ーーなるほど、入社後にギャップを感じた部分はありましたか?

熊野:
予想より遥かに開発がスピーディーでした。爆速やスピードという言葉が浸透しているというのは入社前にも聞いていたんですが、僕の思ったより全員に浸透していて。スピードが大事であるという共通認識が現場に浸透しているというのはシンプルにすごいなと思いました。

あとは予想以上に開発者が開発に集中できる環境が整っているということですね。開発環境を整えてくれる人がいるって本当にありがたいんですよ。
入ってから中々見ないくらいいい環境だな、と素直に思いました。

ーーうれしいです。ファインディ全体の魅力はどんなところだと思いますか?

熊野:
一つは挑戦と事業基盤のバランスがいいところですね。引くところは引くし、攻めるとこは攻める。そういう環境はいいと思ってます。

あと、僕はDevRelのイベントが好きで。ファインディの魅力の一つだと思っています。いろんなカテゴリーに寄り添って、深く理解したうえでイベントを企画されているなって思っています。最新トレンドを追って形にしていく、それをあの量でやっているのは同じ会社ながらシンプルにすごいなって思っています。

ーー素敵なご意見ありがとうございます!では、現在熊野さんが取り組まていることや今後取り組みたいことなどについて教えて下さい。

熊野:
現在はフロントエンドリードとしてフロントエンドの開発生産性を下げないための開発全般を担っています。負債の解消だったり、生産性を向上させるための仕組みづくりなどがメインの役割ですね。

後はファインディの魅力を外部に伝えていく活動や、メンバーの技術面の育成なども一部担当しています。

▼参考記事

育成環境には今後もっと力を入れていきたいと思っています。今いるメンバーのベースラインをどんどん上げていく、人を育てられる人を育てていく。他者と関わって成長していく人を増やしていくことが現状の組織の伸びしろでもあり、取り組んでいきたいところです。メンバーのアウトプットを最大化して、成長したメンバーから僕自身も刺激をもらいたいと考えています。

それから個人としては開発者としてずっと第一線で戦いたい、と思っています。コードを書いて、良いものを作って、いいプロダクトとはなにかを追求していく。そんな開発者であり続けたいですね。

ーー育てたメンバーから刺激を受けたい、とっても素敵な循環ですね。では、最後に、その想いを踏まえて、Findy Team+をこれからどう育てていきたいですか?

熊野:
入ったときから気持ちは変わっておらず、このプロダクトに助けられたって気持ちが大きいんですよね。なので、僕にとってFindy Team+を作る意味は「エンジニアリングマネージャーをもっとラクにすること」です。

開発メンバーは日々のタスク処理で精一杯、マネージャーは常に不確実要素の大きい業務で手一杯なことも多い。もちろん会社やドメインで違う部分はあると思いますが、そんな忙しい人たちが少しでもラクになり、成長を支えられるようなプロダクトにしていきたいんです。Findy Team+を「頼れる存在」へと進化させ、より多くのエンジニアやマネージャーの助けになれるよう頑張っていきたいですね。

さいごに

ファインディでは一緒にFindy Team+を開発するメンバーを募集しています!
少しでも興味をもっていただいたら、カジュアル面談フォームよりお申し込みをお願いします。もちろんすぐの転職を検討していなくても構いません。

みなさんとお話できることを楽しみにしています!

※本記事は2024年12月公開時の内容です
(取材,ライティング:Wakana Murayama)